散骨と粉骨の仕方 NPO法人やすらか庵エンター

粉骨とは

粉骨の粒度

粉骨とはお遺骨を粉状にすることで、散骨する場合には必ず粉骨する必要があります。

お遺骨をそのままの形で撒くと警察に通報されて、死体遺棄罪に問われるからです。

お遺骨を自然に還すという意味でも、

さらさらのパウダーにすれば、自然に還りやすくなります。

そして粉骨すれば容量がとても小さくなりますので、

あ遺骨を家にお祀りし続ける場合には圧迫感がありませんし、

お墓の納骨室が一杯になった時などには、納骨室に余裕が生まれることになります。

粉骨に関する届出

粉骨許可証

粉骨するのに役所に申請したり届出する必要はありません。

故人様の火葬後に貰った「埋葬許可証」は、

遺骨を墓地に埋葬するのに必要ですが、粉骨する時に必要な書類ではありません。

粉骨はお遺骨を粉状にするだけですので、

遺骨自体が無くなってしまうことではありません。

たとえ粉骨しても埋葬することも可能ですので、何も問題無いのです。

粉骨に関する法律

散骨に関する法律

我が国の「墓地埋葬法」は、遺骨を埋葬するための法律であり、

  • 第二条 この法律で「埋葬」とは、死体(妊娠四箇月以上の死胎を含む。以下同じ。)を土中に葬ることをいう。

とあるのは、遺骨を埋葬することしか想定していませんし、

  • 第四条 埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行つてはならない。

とあるのは、埋葬する場所を規定しているものであり、

  • 第十四条 墓地の管理者は、第八条の規定による埋葬許可証、改葬許可証又は火葬許可証を受理した後でなければ、埋葬又は焼骨の埋蔵をさせてはならない。

とあるのは、埋葬のための許可証の規定です。

これを見て分かることは、墓地埋葬法は、埋葬のことについて規定したものであり、

当時は散骨や粉骨といったものを想定していなかったということです。

従って、粉骨に関する法律は現在の所ありませんので、

粉骨することは違法ではなく、合法なのです。

粉骨の粒度とは

1mm以下の粒度の粉骨

手元供養などでお遺骨を細かくして、容器に入れるだけでしたら、

特に粒度にこだわる必要はありませんが、散骨をする場合には、

出来るだけ細かくする必要があります。

我が国には散骨に関する法律も粉骨と同じくありませんので、

散骨するのにどれ位の粒度にすれば良いという規定はありません。

但し、遺骨をそのまま撒いては絶対にいけません、死体遺棄に問われます。

たとえ火葬場で火葬された焼骨であっても、そのままの姿で撒いていたら、

警察に通報されるであろうことは、容易に想像できます。

欧米の散骨に関する規定や法律がある所では、2ミリ以下というのが主流のようです。

散骨の目的が自然に還ることですので、2ミリ以下ということを参考にして、

可能な限り細かくすれば、より自然に還りやすくなります。

粉骨は自分で出来る

遺骨の事前粉砕

お遺骨を粉にする粉骨に関しては、少々時間がかかって大変ですが、

自分でしようと思ったら可能です。故人様への供養だと思ったら、

自分で出来ることは、体を使って精一杯やってみるという気持ちは大切なことです。

自分で粉骨するには

すり鉢とすりこ木

最も身近にあるものでしたら、すり鉢とすりこ木でも粉骨は可能です。

すり鉢とすりこ木というのが、最も簡単に手に入る道具です。

あとはマグネット、ピンセット、フルイ、パッド、刷毛、割り箸があればよいでしょう。

マグネットは遺骨の中に混ざっている棺桶の釘やホッチキスの針を取り除くためです。

最初の時点で釘やホッチキスの針、歯の詰め物などの遺物は必ず取り除いてください。

骨壷に混入している釘

これらの道具は、料理をする訳ではありませんので、今台所にあるものではなく、

神聖な儀式用ですから、新調するべきです。

遺骨というものは柔らかい部分もありますが、意外と硬いですから、

相当な時間と労力が必要ですが、腕力に自信のある男の人でしたら可能です。

自分で粉骨する道具

粉骨彩心イメージ

NPO法人やすらか庵では、自分で粉骨する道具として

「粉骨彩心」を開発しております、少々の力が要りますが、

女性の方でも出来ております、17,800円のレンタル料で一週間借りれます。

お墓の中に納骨されていた遺骨は粉砕出来ませんが、

自宅保管の遺骨なら粉砕できます。

不要の骨壺は返却時に箱に入れれば、こちらで処分いたします。

粉骨彩心

粉骨彩心レンタルエンターはこちらのページに詳しく載っています。

粉骨業者に頼む場合

しかしながら、骨壺の蓋を開けるという時点で恐れ多いという方が多いもので、

散骨業者に頼むということになりがちですが、

どのような方法で粉骨するか公表されていなかったり、

立会いが出来なかったりと、なかなか満足いく業者は少ないものです。

立会いが出来ない業者の場合には、

人に見せられない方法で粉骨している場合があります。

機械式の場合には、機械の中の清掃状況が確認できませんので、

場合によっては前の方のお遺骨が内部に残されたままで、

次の粉骨をすることもあります。

出来上がった粉末を見ただけでは決して分からないことで、

こういうことは業者の良心次第ということになります。

粉骨業者の選び方エンターはこちらに詳しく書いてあります。

頼むのであれば、おすすめの粉骨エンターです。

粉骨のメリット

散骨や、場合によっては樹木葬でもお遺骨を粉骨する必要がありますが、

散骨しない場合でも大きなメリットがあります。

容量が小さくなること

お墓の納骨室に骨壷が一杯になってしまって、これ以上入らないという時には、

粉骨して小さな骨壷に入れ替えれば、お墓に余裕が出来ますし、

自宅にお遺骨を長期間お祀りする時にも、骨壷が小さくなれば圧迫感がありません。

粉骨前と粉骨後

左が粉骨後で右が粉骨前の骨壷

火葬後の成人の遺骨は関東では7寸(直径約21cm)、

関西では5寸(直径約15cm)の骨壷に納められます。

上の写真の右側の壷は関東サイズの骨壷で、とても大きいですが、

粉骨すると容量が小さくなりますので、

4寸程度の骨壷に収容できるようになります。

お墓の納骨室に余裕が出来る

お墓の納骨室

都会のお墓のカロート(納骨室)は意外と小さいもので、

2~3体入れただけで一杯になってしまうことがあります。

また新たにお墓を買えば、大きな出費とっなてしまいます。

こういう場合には、粉骨すれば、納骨室に新たな余裕が出来、

お墓を新たに購入する必要もありません。

お墓に入っていたお遺骨は湿気を含んでいますので、必ず乾燥させる必要があります。

乾燥せずにそのまま粉骨しようと思っても、味噌をこねているようで、

何もかもがベトベトになってしまい、大変なことになります。

フルイにかけるなんてことも、もちろん出来ません。

この乾燥という作業は、例えば夏場に新聞紙の上に遺骨を広げて乾燥させても

なかなか遺骨の中までは乾燥出来ないものです。

乾燥炉

やすらか庵では専用の乾燥炉(火葬炉と同じ)を備えています、

20分ぐらい火を入れると、真っ赤になって出てきます。

この状態だと水分が完璧に抜けた状態であり、

粉骨すればサラサラの粉になります。

手元供養にも最適

近年流行している手元供養ですが、手元供養品に遺骨を入れる場合は、

粉骨した遺灰を入れることになります。

ほとんどの遺骨を散骨して、残りを手元供養にすることが多いので、

粉骨が是非とも必要です。

メモリアル品

やすらか庵の粉骨エンターをご利用になった方には、やすらか庵手作り特製の

メモリアルお守り、メモリアル巾着袋の中から2点無料で差し上げています。

土葬の遺骨の粉骨

墓じまいをしている関係で、

何回も土葬の遺骨を掘り出して収集することをさせて頂きましたが、

土葬の骨は付着した石や土を取り除いて、乾燥させないと粉骨できません。

再火葬で火を入れないと焼骨になりませんので、

これはやすらか庵でしか出来ないと思います。

ペットの粉骨

ペットの場合には、人の墓地埋葬法が適用されませんので、

極端な話、火葬せずに自宅の庭に埋葬することも可能です。

しかし、生身のままで埋葬すると、特に犬や猫ですと、匂いがしてきたり、

他の動物に掘り返されて食べられたりすることがありますので、要注意です。

埋葬する場合には、1メートル以上の深さの穴を掘り、

埋葬後には上に石を置いておくと安心です。

また行政上ではペットの死体はゴミという扱いになりますが、

行政サービスとして保健所に引き取ってもらったり、

ゴミの焼却場に持っていって焼却してもらうことも可能です。

しかし、家族の一員として大切にされてきたのなら、処分というのは

忍びないもので、民間の火葬を利用するか、

一部の行政サービスとしてペットの火葬をしている市町村もあります。

火葬されたペットのお遺骨は、粉骨するにしても、粒度の規定はありません。

ハムスターや小鳥ぐらいなら棒でつつく程度で粉になりますし、

猫ぐらいでも、棒一本で何とかなるものです。

しかし、自然に還すという目的ですので、

なるべく細かくすることをおすすめいたします。

粉骨のマナー

粉骨を自分でする場合に注意すべき点として、遺骨を物扱いしないことです。

亡き人の残された体の一部で、礼拝の対象ともなりますので、

尊厳をもって扱い、粉骨する前には合掌して一礼ぐらいはしたいものです。

粉骨もまた葬送の儀礼なのであり、茶葉を粉末にするような気軽さではいけません。

故人様のことを思い、喜んで頂けるように実施すれば、必ずうまくいきます。