英文の粉骨証明書とは
英文の粉骨証明書とは故人の遺骨を粉骨したことをNPO法人として証明する英文の証明書です。
英文の粉骨証明書はなぜ必要?
海外で散骨するために日本で粉骨した遺骨の粉末を持って航空機に搭乗する時に、遺骨の粉末をスーツケースなどに入れて預けることは、紛失や盗難などの危険性がありますのでお勧め出来ません。
故人の遺骨は大切なものですから、機内持ち込みの手荷物として持込みましょう。
しかし手荷物検査で、袋に入った白い粉に麻薬の疑いがかけられたとしたら、その粉末が遺骨であることを証明する書類が必要になります。
遺骨の粉末を証明する物が何も無かったら、検査でトラブルになって持込み不可という最悪の結果になると、せっかく準備した海外での散骨が全て台無しになってしまいます。
航空機に乗るまでの時間は限られていますので、手荷物に関するトラブルだけは避けたいものです。
搭乗前の注意
粉骨した遺骨はジッパーの付いた袋に入れるのが壊れたりこぼれたりする心配がありません。
密閉式のポリ容器でも構いませんが、ガラス容器や陶器などは損壊の危険性がありますのでなるべく避けましょう。
日本で火葬した場合の日本語で書かれた「埋葬許可証」と英文の「粉骨証明書」があればそれが遺骨であることを証明出来ます。
海外での散骨のスケジュール、船舶などの予約など、渡航の目的が散骨であることを示す資料があれば、可能な限り準備しておきます。
機内持ち込みの注意
粉骨した遺骨は粉末状になっていて、それが遺骨だと分かることはありませんので、密閉した袋や容器に入れておけば、他の搭乗者に迷惑をかけるようなことはありませんが、大切なものですから、ハンドバックやカバンなどに入れて肌身離さずに持つようにしましょう。
機内では荷物の収納棚に入れて構いませんが、他の人が間違えて触れないように常に気を付けましょう。
NPO法人やすらか庵の粉骨証明書
NPO法人やすらか庵での粉骨を利用された方には無料で英文の粉骨証明書を作成致します。
現在のところ日本では公的な書類としての粉骨証明書というものがありませんが、国が認めたNPO法人としての証明書ですから、埋葬許可証と共に提示すれば信用度があります。
粉骨した遺骨の海外航空便への機内持込みに対して詳しく検査されたという報告は今の所受けていませんが、テロ防止のために機内持ち込み品の検査はどんどん厳しくなっています。
万が一手荷物検査で不審物と見られた時に、我が国での空港なら日本語で説明できますが、乗り継ぎなどでの海外での空港内のトラブルが発生した時に、証明書というものは意外と通用するのです。