関西-収骨

よくある火葬場での光景ですが、火葬が済んでからのお遺骨は、一旦冷まされてから、台の上に載って遺族の前に姿を現します。

火葬炉の中に入れられる時には大泣きしていた遺族も、変わり果ててお遺骨になった故人と対面するともう元に戻れないという一線を越えたことで、不思議と冷静な気持ちになってしまいます。

足の骨から順番に、腰、腹、胸と遺骨を入れていき、最後に喉仏を入れますが、最後に職員の方が箒と塵取りで綺麗に骨の断片や灰まで掃除して骨壷に入れてくれますので、火葬の台は綺麗になりますが、骨壷は、灰まで入れられて、満杯状態になるのです。

骨壷は大人の方で7寸、直径は約21cmあります。お遺骨の量が多い方だと、場合によっては8寸、直径が約24cmというまるでバケツのような巨大な骨壷になってしまいます。

そんなにたくさんのお遺骨は要らないと言ってもダメです。関東ではお遺骨を全部持ち帰るのが決まりなのです。

そこで、ドラえもんのポケットから出して欲しいのは、「スモールライト」です。ライトを当てればお遺骨が小さくなります。小さくなったお遺骨は、小さな骨壷に入れて持ち帰れます。

実際にはドラえもんに頼めそうもないので、「遺骨の高温高圧火葬サービス」がまだ現実的だと思います。

火葬が済んだらお遺骨が綺麗な石ころになって出てくれば、そのまま家に持ち帰って、飾っておけるのではないでしょうか。

こういうサービスがあったら皆さん、利用されますか?たぶん火葬の料金は3倍ぐらいになると思いますが。

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