手元供養とは
手元供養というネーミングは現代の葬送の需要にマッチしていて、
爆発的な拡がりを見せています。
少量の遺骨や遺髪、ペットの毛などをペンダントに入れて持ち歩くものです。
大切な人やペットと常に一緒にいることが出来るという安心感が
共感を呼び、今や手元供養産業は大きなマーケットになりました。
もともと遺骨の一部や遺髪などをペンダントに入れたり、
お守りにいれたりする習慣はありましたので、
私が散骨を始めた15年ほど前までは手元供養という言葉は無く、
「メモリアル品」として認識されていました。
私が作成しているお守り袋や巾着袋も「メモリアル品」として販売したり
散骨や粉骨をご利用の方に差し上げたりしていますが、
手元供養品と言った方が分かりやすいのは、時の流れなのかもしれません。
手元供養品の特徴
身に着けるタイプ
手元供養品として普及している物で最もよく売れているのはペンダントです、
首から掛けることが出来ますので、常に身に着けることが出来ます。
本体がねじ式になっていて、少量の遺骨を入れることが出来ます。
キーホルダータイプもあります
置くタイプ
以前は私も手元供養品を作っていました、その時の「合掌」という作品です
本体の下に少量の遺骨を入れたケースを納めることが出来ます。
ペンダントよりは多めの遺骨を納めることが出来ます。
手元供養の問題点
手元供養品には粉骨した遺骨を納めるのですが、
遺骨としては、ほんの少しのお遺骨が納められただけで、
残りの遺骨をどうするかということで悩んでいる方も多いのです。
おそらく散骨ということになりますが、
手元供養は、全ての遺骨をどうするかという問題までは解決出来ません。
喉仏供養
手元供養では解決できなかった、
全てのお遺骨をどうするかという問題を解決するのが喉仏供養で、
全てのお遺骨から喉仏に魂を移し、粉骨してメモリアル品に入れて
開眼供養してからお渡しいたします。
残りのお遺骨も読経供養の上で自然葬供養しますので安心です。
全てのお遺骨をどうするかという問題に真剣に向き合って、
生きている人と亡き人が共に納得できる方法が喉仏供養です。