墓じまいと散骨

墓じまいという言葉を最近はよく聞くようになりましたが、今我が国では人口が減って少子高齢化、核家族化が進み、生まれる人の数よりも亡くなる人の数の方が多い時代に突入しています。

若い人よりも高齢者の割合が年々高くなることから、夫婦だけの世帯やお一人様の世帯が増え続けているような中で、後継者が居ないという問題は深刻です。

家にしても両親が亡くなったら空家になり、お墓にしても後継者が居ないので無縁仏になってしまいます。

そういった世の中の流れの中で墓じまいと散骨と言う選択肢が増えているのです。

後継者が居ないから墓じまいするのであって、後継者が居ないからご先祖様のお遺骨も散骨するのです。最後に゛分自身も散骨と言うことになるのですが、お墓というものが本来は自然に還る場所であるとしたら、自然に還るという選択肢は正しいのではないかと思います。