海の上に浮かぶブイは、いろんな役目を果たしていますが、
このブイは、船の航路を示すもので、航路は海の道であり、
大型船が通るに充分な深さのある道はここですよ、と案内しているのです。
ブイは航路の所々に赤と緑が一対てなって設置されていて、
船は必ず赤と緑のブイの中を通れば安全に通行できるのです。
航路の中では右側通行であり、車に乗る時は左側通行、
船に乗る時は右側通行と、しっかりと気持ちを切り替えなければいけません。
ブイは、昼間は肉眼ではっきりと見えますが、
夜になりますと、見えなくなるので、赤いブイには赤色の、
緑のブイには緑色の灯りが灯りますので、夜でも活躍しているのです。
私は、この形がとても好きです。
浪に揺られてゆらゆらとしていますと、とても哀愁を感じるものです。
しかし、嵐の時には、倒れはしないかというぐらいに、
激しく揺れているもので、それでも船が安全に通れるように
がんばっている姿だからこそ、
とても素敵な形に見えるのではないかと思います。
散骨の帰りに少し暗くなりかけた頃に、灯りが灯ります。
今日も一日、お疲れさん、と声をかけてもらっているような気がして、
プイさんこそ、いつもありがとう、と声をかけるのです。