手元供養-地蔵

蓮の台に乗って合掌したお地蔵さん、少し笑っているようにも見えます。

お地蔵さんは特に自分に罪の無い無くなり方をした方を救ってくださるという

信仰が昔からあり、水子地蔵は有名です。

しかし、たとえ宗教に関係の無い人にでも親しみやすいのがお地蔵様の良いところで、

仏菩薩としての贅沢な格好をしているのではなくて、

質素な姿をしておられることによるものでしょう。

木の彫刻で、私が供養の祈りを込めて彫り上げました。

顔に対して手が少々歪んでいるように見えますが、

何も考えずにいきなり彫りだすものですから、このようなことになるのです。

少々のことは個性というように前向きに捉えてくださいませ。

地蔵菩薩-彫刻

木の材質は楠(くすのき)で、香りがすばらしく良いことが特徴です、

この香りの成分は防虫効果も高く、昔から樟脳(しょうのう)として使われています。

タンスの防虫剤として有名ですが、ほとんどが化学製品で、匂いはきついです。

実際の香りは、神々しいというか、アロマテラピーとしての癒し効果があり、

やはり天然のものには、それなりの理由がある訳です。

楠-製材

元々の材は、直径1メートルほどの大木で、2年ほど寝かせてあります、

最初は生木でしたが乾燥が進み、やっと材として使えるようになりました。

それをチェーンソーで少しずつ細かく切っているのですが、

チェーンソーで切ると、切り屑が大量に出るのですが、

何とも香ばしい香りがそこらじゅうに漂います。

今回のお地蔵さん、一番下の蓮の台の中に穴が開いていて、

透明のアクリルケースがちょうど入るようになっています。

手元供養

アクリルケースの大きさは直径35ミリ、高さは31ミリで、

小さじスプーン1杯程度のお遺骨が入ります、

アクリルケースの脱着は考えていなかったので、

一度入れたら取れないかもしれませんことをご了承くださいませ。

どうしても取る場合には、切ったガムテープを折り曲げて

つまみをつけた上で貼り付けて、引っ張れば抜けると思います。

ガムテープを使う

世の中、何もかも便利になりすぎていて、

こういう所で智慧というものが試されます。

ただ、こういったものは、何回も出し入れするようなものではありませんので、

これで良いのかな、とも思いますし、

まあとりあえず今回はこういう仕様です。

あと、これは天然の木製品ですので、大きな割れのある部位は最初から使いませんが、

気にならない程度の割れといいますか、

ヒビというものが出てしまいますこともご了承ください。

さて、今回は骨壺に入ったお遺骨から喉仏(無い場合には最も近い部位)を取り出して

粉骨し、アクリルケースに入れてお地蔵さんの胎内に入れ、

残りのお遺骨はやすらか庵にて自然葬させて頂くという企画です。

故人様のお遺骨が入った大きな骨壺が、この小さなお地蔵さんに変身するというものです。

お地蔵さん-斜め前

このお地蔵さんには故人様のお遺骨の最も大切な所が入っていますので、

それをいつまでも大切にし、手を合わせ、語り掛け、撫でまわしてください。

故人様はきっと喜んでくださいます。

もしあなた様が後継者のいない方でしたら、ご自分の万一の時に棺桶に入れてもらえば

最後まで故人様を守り抜いたという責任を果たせます。

ご自分の遺骨はどうしたら良いか困る、という方は高野山真言宗やすらか庵にご相談ください。

これだけ全てを含んでの費用は79,800円。

お地蔵さんだけ欲しいという方は別途ご相談ください。

遺骨を郵パックなどで送る必要がある場合でしたら、送料はこちらで負担いたします。

お遺骨をやすらか庵に持って来て頂きましたら、その場で加工して差し上げます。

全く同じものは作りませんし、作れません。

お地蔵さん

世界に一つしかないものという意味では、量産品には無い味わいがあります。

このページはこのお地蔵さん1つだけを紹介するページです、

わざわざこの一つのお地蔵様のために、このような御託を並べるというのが

私流の変なこだわりと言いますか、それだけ気合が入っているということで、

見て頂けましたら、有難いかぎりでございます。

また、少しはお勉強になるようにとの配慮も随所にしてございます。

1つしかないので、無くなり次第終了いたします。

また新しいものを作りますが、少々時間がかかります。

お問い合わせは 0120-655-480やすらか庵

電話だけの受付にしておきます。

このお地蔵さんの作者は代表の清野徹昭です、僧侶でもあります。