やすらか庵では、どんなに遠くてもなるべくお遺骨は直接
お引き取りに伺うようにしていますが、
宅配便を使うこともあります。
お遺骨は郵パックを使えば普通に物として持って来て下さるのですが、
「遺骨」とも書いてありますので、丁寧に扱ってくれたでしょうけれど、
お遺骨には道中、さぞやお疲れになられただろうことを思いますと、
こちらに着きましたらすぐにダンボールを解きまして
お楽にして頂き、お茶と線香を供えさせて頂いております。
亡き人にとっては初めての場所でしょうし、
驚かれるかもしれませんので、とにかく精一杯のおもてなしをいたします。
相手が動くことなく、物としてそこにあると
「亡き人がそこにいる」ということは誰でも気が付かないものです。
「気付き」の訓練をし続けないと気が付かないものなのです。