自宅に遺骨を置き続ける

亡き人の葬儀というものはゆっくりと考える間もなく慌ただしく進んでいくもので、気が付いたら故人が遺骨になって骨壺に納まり、家の中にあったという感じでしょうか。お線香を点けて手を合わせたらもう頭の中が真っ白になってしまうものです。

故人様はお遺骨の姿になったとは言え、まだすぐ傍にいるような感じがするもので、現実を理解するには相当な時間がかかるのです。

お遺骨はお墓がある場合、通常でしたら四十九日の法要が済めばお墓に納骨するのですが、お墓があっても無くても、四十九日に絶対に納骨しなければいけないという決まりはありません。

遺骨は自宅に安置し続けていいですか?エンターにも書きましたが、何十年でも自宅にお祀りし続けても構わないのです。

愛する方が亡くなったような場合には、お墓に入れてしまうと、どんどん離れてくような気持になります。そういった場合には、気が済むまでお家で一緒に過ごされたら良いと思います。