散骨するのに必要な条件として、まずは「お遺骨を粉状にすること」です。
お遺骨を粉状にすることを「粉骨-ふんこつ」と言いますが、
粉骨せずにそのまま散布すると、場合によっては、
事件として扱われることになりかねません。
粉骨することは絶対に必要なことです。
そして、もう一つ必要なことは、「儀式を行う」ことです。
散骨は葬送の儀式であり、故人を送る儀式でもあるのです。
捨ててくるのであれば儀式は必要ありませんが、
儀式を行うからこそ葬送の儀となるのです。
儀式と言えども、形式的なことは行う必要はありません、
人としての尊厳をもって、
故人に対する感謝の気持ちを込めて行えば良いのです。
何もなければ、心の中で祈るだけでも構いません。
大切なことは、故人が目の前にいると思ってすることです。